Bobby! Play for Us

「つかの間の三年間においてこの非凡なる若者を動かしつづけた理想とヴィジョン、そして信念をわれわれは決して忘れないであろう。暴力を止めるためにすべてを捧げた彼が、暴力によってすべてを失ったという残酷この上ない皮肉に、われわれの悲しみは一層つのる。彼はもうこの世にいない。今日、われわれは彼の死を悼む。明日、そして明日に続く日々、われわれは無限の寂寥感に襲われることだろう。故にもし運命がこの輝ける才能の持ち主にその命を永らえさせ、人類のための平和と進歩という課題にその労力を注ぎ込ませ続けたなら、世界がいかに変わっていたか、われわれは知る由もないのである」(1963年11月26日、於国連)《落合信彦「ケネディからの伝言 」(集英社)》

1968年6月6日、午前1時44分。ジョン・ケネディ亡き後その夢と理想を再生でき得た唯一人の男、ロバート・フランシス・ケネディも42歳にしてこの世を去った。ちょうど、初の米朝首脳会談が行われた今年で半世紀が経過したこととなる。今月に入りトランプ米大統領は、ポンペオ国務長官による北朝鮮訪問を急遽中止させた。非核化措置の具体化を求める米国と、制裁緩和など見返りの先行実施を要求する北朝鮮との立場の隔たりが一層鮮明になったためらしいが、チンピラの駆け引きのようだ。過去に起きたキューバ危機を回避するため、当時のケネディ大統領は最後のトライとしてフルシチョフに手紙を送り、そのコピーをボビー・ケネディに託す。ボビーは、それをもって人目を避けるため秘かにワシントンの公園で、駐米ソ連大使アナトリー・ドブルィニンに会ったそうだ。そこで何が話し合われたのかは分からない。が、半世紀経過した人類は間違いなく退化していると言い切れる。

歴史は繰り返す

どんなに韓国人が大統領の首を挿げ替えても、次の大統領も韓国人だからね。そこに致命的で不可避な構造的欠陥がある。参照記事

Kono Sekai no Katasumi ni .2016

職権乱用や収賄などの罪に問われている韓国の朴槿恵前大統領(66)の控訴審で、ソウル高裁は24日、判決公判を開き、一審より重い懲役25年、罰金200億ウォン(約20億円)の実刑を言い渡した。朴被告は裁判をボイコットしており、欠席した。(中略)朴被告はこれとは別に、在任中、情報機関の国家情報院から多額の裏金を受け取ったとされる事件などで、懲役8年の判決を受けている。参照記事 逃げ切ったかに思われた李明博ですら、蒸し返されて拘束されとる。まぁ、恐らく文在寅にも害が及ぶのだろうね。

爆風トランプ

オバマさんは弁護士なので、状況を動かさずいかに現状を引き伸ばすかってのに注力したけど、トランプさんは借金が積み上がってる会社の立て直しとして、事業再編にリストラに取引先の整理やる気分なのでは。うまくいくかやれるか、じゃなくて、ダメージは受けるけど回復までなんとか耐える、ぐらいの話なんじゃないかしら。WW2の巻き返しんときとか、大手企業の業績んときのやり方だよね。時代の潮流に流されることも多いから、ダメなときはダメだけど。 参照記事 参照記事

The 9/11 Tourist

北朝鮮問題におけるトランプの目標は、米朝が本格的に仲良くなることでない。トランプと金正恩の首脳間の個人的なつながりを創設することで、北朝鮮が米国からの脅威を感じない状態を作ってやり、北朝鮮が韓国と不可逆的に和解するように仕向けるのがトランプの目標だ。従来、北は米国から敵視されていたので、米国の傀儡国だった韓国と和解して軍縮してしまうことに懸念が残り、南北が和解できず、在韓米軍も撤退できなかった。トランプは北との首脳会談後、北から試されたりウソをつかれたりしているが、それでも北を擁護し、米国の北敵視への逆戻りを防いでいる。北も、米国をヤクザ呼ばわりして非難するが、米朝対話はやめないと宣言している。参照記事 参照記事 支那が25%の報復関税を米国産穀物に掛けたそうで、米国産は高くつくからと他国へ見積もり出しても20%上乗せの回答しか得られないだろう。じゃあ要らないと言えるかどうか。その後、更なる対抗措置として年間貿易総額の半数にあたる2,000億ドル分にも課税されるとか、対応が半端ないですね。結局のところ、支那は基本的にブロック経済を飲むか変動相場制に移行するしか無さそうで、手持ちドルが無くなるから人民元決済でいける国を探さないといけない。さて、ロシアはジェット戦闘機のエンジンやスペア・パーツを人民元決済で売るのだろうか? 北米圏からの投資が止まっても成長率を維持する秘策は何であろうか? このような状況下で北朝鮮の面倒を見れるのか? 実は、ここが本質の様な気がする。歴史的?な米朝首脳会談の前後に支那と北朝鮮が繁昌に何度も会う。結果として核廃棄の意思が希薄なものになって来た感がある。北への国連制裁決議を補完する措置として支那に貿易戦争を仕掛けているのであれば、WTOなどの仲裁は効かない事になる。これは長引くよ 過去ブログ:2018年5月19日 民の声は神の声

【追記】トランプ米大統領が17日放映のFOXニュース番組で、昨年6月に北大西洋条約機構(NATO)に加盟したモンテネグロを共同防衛する義務に疑問を挟む発言をし、与党・共和党重鎮らが18日、NATO軽視とロシアへの傾斜を示すものであるとして批判した。参照記事 唐突に西バルカンの小国名が出たと思ったら、20日に奇異な記事がロイターから出ていた。 ワシントンに拠点を置くシンクタンク世界開発センターは3月、中国の一帯一路に絡む負債リスクを点検した報告書を公表。この中で、モンテネグロを、ジブチやモルジブ、ラオス、モンゴル、タジキスタン、キルギスタン、パキスタンと並び、もっともリスクが高い8カ国の1つに位置づけている。高速道路計画の残る3分の4は、より平坦な地域を通るもので、IMFは完成までにさらに12億ドル(約1350億円)の建設費が必要になると見積もっている。モンテネグロのマルコビッチ首相は、どれほど費用がかかっても完成させると述べ、水力発電や観光の分野でも中国と協力を深めると約束している。批判するのは「信じようとしない人たち」だと一蹴した。 参照記事 「一帯一路」って、途方も無い高利貸しの道を歩み始めている感じがする。これもそうだ。 ベネズエラは中共から借りた500億ドルが返せなくなり、原油の現物で支払っている。中共はさらに2億5000万ドルの融資をもちかけている。ただしこんどは、返せなかったときは、油ではなくて、油田そのものを貰う、という条件だ。参照記事 もう、挙げたらキリのない状況だが、ランカ辺りから台灣政府との国交樹立を推し進めて、支那から断交させるくらいの過激な行動が必要な時期に来ているよな。

マイペンライ

このサッカーチーム、無国籍少年が3名、コーチも無国籍というと、タイ人が救出に向けて心を一つにした理由が判るような気がする。山岳少数民族は貧しいので知られていて、学校にも通えない。そもそも学校がない。イギリス人とか、ボランティアで入って、小学生レベルの教育をしていたり、もちろんタイ人もボランティアで教えていたり、けれど集落でできるのは小学生レベルの教育だけで、中学ともなると、山を降りて寄宿舎で暮らしながら学校に通うんだが、おいらの知ってるところでは天理教がそういう施設をやってますね。タイ人は、こうした「貧しい者」「困っている人」を助けるという活動が好きで、ごく自然に、そうした振る舞いができる。山岳少数民族も、時代の変化で、山では暮らせなくなり、里に降りて来ている。そうした無国籍者にタイ国籍を与えるというのは、タイという国家にとっても、プラスだと思う。参照記事 タイ洞窟 「英雄」と称賛のコーチと少年3人、実は無国籍の境遇だったそうな。参照記事 そもそも論として、よくも見つけることが出来たよな、と言い切れる英国人ダイバーのスキル。どうやって救出するんだよと言いたくなる脱出ルート。既に殉職者が出てしまい、天候と水位よりも酸素濃度の許容限界値に押される形で救出を強行した結果、全員生還。軍政ですが見事な采配だ。腐れ人権団体が、もう政治利用を始めている模様だが、彼らへの国籍付与は叶うものと信じられる。が、時代の変化で山では暮らせなくなり、里に降りて来ざるを得ない問題と、欧州で起きている反社の暗躍とは根本的に土壌が異なる点は面白い。

Gifted.2017

タイの場合は視線が同じ位置なのに欧州は上から目線であり、謙虚な宗教観と唯一神を起点とした権利主張の違いも相容れない。タイでのコンフリクトは緩やかな形で終息するも、欧州は無理っぽい。これは、アジアが優れていると言いたい訳ではない。日本に来ているミャンマー人にスーチー女史を語らせれば、ロヒンギャ問題なんか永遠に解決しないだろうと思えてくる。 さて、黒っぽいのが混じってたイングランドに民族浄化を経験した白だけ?のクロアチアが勝ち、ベルギーとの混合レースを制したフランスと対峙する事になった。明らかにカラフルなフランスと、見た目では解らない暗黒の歴史を背負うクロアチア。どちらが勝つのか興味がつきません。

お金で買えないもの

ベストセラー「『捨てる!』技術」の著者で、文筆家の辰巳渚(たつみ・なぎさ、本名加藤木綿子=かとう・ゆうこ)さんが26日午後2時15分、交通事故のため長野県佐久市の病院で死去したことが27日、分かった。52歳。福井県出身。葬儀・告別式は近親者で営む。喪主は夫、秀一(しゅういち)氏。お別れの会を7月1日午後1時半から東京都台東区西浅草3の17の1、浅草ビューホテルで開く。出版社勤務を経て、マーケティングプランナーとして活躍。2000年刊行の「『捨てる!』技術」は、大胆に捨てる整理・収納術を提案して100万部を超えるベストセラーとなった。掃除や食事の作法などを親子で学ぶ「家事塾」を主宰。16年に生活哲学学会を設立、代表理事を務めていた。他の著書に「『暮らす!』技術」「子どもを伸ばすお片づけ」など。長野県警軽井沢署などによると、26日午前9時ごろ、軽井沢町の国道146号で辰巳さんの大型バイクと軽乗用車が正面衝突。辰巳さんは全身を強く打ち、搬送先の佐久市の病院で死亡が確認された。同署が、詳しい事故の状況を調べている。 参照記事

またひとり、単車の素晴らしさが分からずじまいで去っていった。なんでも、今年4月に教習所で限定解除し、いきなりドカのパニガーレだそうです。前車がスクランブラー400だったらしく、成金趣味のステップ・アップのつもりなんだろうけど、ガキの頃から数台乗り潰している身からすれば『無謀』としか言いようがない。事故現場のブラック・マークを見ましたが、対向車線側でA B Sが作動していたのが窺えた。どうすれば回頭性を得られるのかすら理解できていなかったのでしょう。すごく怖かっただろうし、痛かったでしょう。むかし、ヤマハがトリッカーを発表した時、あのキング・ケニー・ロバーツが嬉々として乗っていたのを思い出す。なんで車格にこだわる必要があるのだろうか?結局は文化の違いなのかもしれない。ご冥福をお祈り致します。 あと一月足らずで8耐がやって来る。今年は絶好のチャンスだったのに、また仕事を入れてしまった。聖地巡礼は、またの機会に持ち越し。 過去ブログ:2016年7月14日 ガラパゴスの熱い夏

もう本田は使うな

日本がコロンビアを2―1で破り、白星発進を飾った。W杯では、日本のみならず、アジア勢として初めてとなる、南米勢からの白星だった。(中略)前回大会まで実に17戦3分け14敗。18戦目、足かけ52年目で初めて、サッカー大陸・南米勢の牙城を崩した。参照記事 W杯6大会連続出場の日本はW杯で初めて南米勢への勝利となった。初出場となった1998年フランス大会のアルゼンチン戦(0-1)からこれまで4試合は1分け(PK負けは引き分け扱い)3敗だった。これはアジア勢としても初の快挙。66年イングランド大会で北朝鮮が1-1でチリと引き分けた試合からこれまで3分け15敗と、南米勢へは未勝利だった。アジアが南米チームから2点以上を奪った試合も今回が初。記録ずくめの歴史的勝利となった。参照記事 開始早々の出来事でしたね。大迫が体を入れ替えて直ぐの突進に周りが連動できている。だからハンドの反則が生まれてくる。まことに素晴らしい。2点目のヘッドの時ですら、仲間はファーに詰めていた。この対応を熟成させて戴きたいものです。なかでも、神憑り的な活躍を続けた長友の存在は非常に大きい。左サイドの乾が消えまくっていても気にならない。攻守にわたって大活躍だった。

Porco Rosso .1992

また、ボランチ起用の柴崎は大変面白かったと言える。一人足りない敵が引き気味にあって、攻めあぐねている状況を具体的にとぎほぐすパス、非常に効果的であった。大迫と共に途中交代となりましたが、脚の具合が気になって仕方がない。まぁ、今回は敵失に助けられた面もある。調子を落としている点取り屋がいないだけで、何すれば良いのか分からない若造の集団じゃないか。体のキレだけで突破できても次に繋がる連動が見られない。実体は下馬評以下のため、予選敗退するであろう。正直、助かりました。しかし、自軍に問題がないわけでもない。最初の交代カードを切られたら消えてしまった香川もヤワだが、だからと言って本田を出すのは止めてもらえないだろうか?彼が入ると流れが澱む。脚が遅いので高い位置に配すと悪影響しか出てこない。そのうえ守備の意識が薄いとくれば、居場所は無いはずなんだが。あろうことか、簡単に倒されてしまい大ピンチを招いたケースが2度以上あったぞ。ボール・キープすら出来ないんだから使わないでくれよ。ささやかなる願いです。4年に一度だけ、テレビ捨てた男がフラフラ彷徨う楽しい季節がやってきました。闘いは始まったばかりです。

【追記】サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会を巡り、北海道小平(おびら)町のミズダコ「ラビオ君」が日本代表の1次リーグ3試合の結果予想をすべて的中させ、話題を呼んでいる。 (中略)3戦全部を当てる確率は27分の1。阿部さんは「全部的中したうえ、日本代表が予選突破を果たせてうれしい」と笑顔を見せた。ラビオ君はすでに出荷され、決勝トーナメントは新たに捕獲するタコで占う予定で、「第2のラビオ君にも全試合を的中させてもらい、日本が優勝してほしい」と話した。参照記事 しかし、代表監督って何様のつもりなんだろうか?結果論でなく、チームが全く機能してなかった点を問題視したい。攻守の切り替えが遅く、連動が全く見られず、良い所が何も無かった。分かったことと言えば、槙野は昌子の、宇佐美は乾の、武藤は大迫の代わりが務まらず、岡崎は故障持ちである事実。柴崎が消えてしまっていた原因を、組織として突き止めて貰えないと大変な結果を招くが、無理なんだろうと感じる。幸先が不安。

邦画は見ない主義だった

審査委員長だったらしいケイト・ブランシェットがぎゃあぎゃあ言ってたんで見てきました。ストーリーは凡庸で、監督らが色々と小細工しているシーンが多く見受けられるフツーの邦画。ただ、初めて目にした安藤サクラ(妻の信代役)の演技が凄すぎた。旦那の治(リリー・フランキー)が拾ってきた小娘と接するとき、常にしゃがんで視線を揃える様が自然すぎる。縁側で小娘を後ろから羽交い締めに抱擁するシーンが切なすぎる。審査委員なんて、日本の事情に詳しいわけもなく、字幕を介して流れを掴んでいく以上、万国共通の哺乳類が有する愛情表現、いや肌の触れ合いかたの出来映えは重要となる。信代が旦那を誘うシーンも凄かった。あんな事をされたら、如何に疲れていようと応じます。どんな男でもね。ちょっと待てよ、演技派であるはずの樹木希林(祖母の初枝役)が並みに見えてたというのも、信代の出来映えの凄さだったのかも知れない。結果として最大の見せ場になってしまった信代が泣くシーン、胸が掻きむしられた。近年稀にみるシーンだった。日本語が分からなくたって、字幕の出来が悪かったって関係ない。ただ見ればわかる、その凄さが。 何度も書くけど、ストーリーは凡庸で洒落たセリフも見当たらない。ミエミエの小細工に落胆したって、この映画には安藤サクラがいる。パルムドールの価値も分かりませんが、賞は作品がとったのではなく『安藤サクラがとった』と言って良いと思う。よかった。

ムズカシイことぬき!

自立とは何か を考えたとき、自分の「軸」をぶれずに持っていること、かなと思う。何が好きで何が嫌いか。こうありたい と思うことは何か。こうはなりたくない と思うことは何か。許容出来ることは何か。どうしても耐えられないことは何か。それが自分の「軸」というものであって、それを他人に明け渡してはいけないのだと思う。参照記事 奇しくも、昨日・今日と連続で、Kushi Institute(米国)の同窓でもある才媛おふたりと会う。昨日は日本におけるphoto therapyの先駆者、医学博士の石◯◯◯さん。今日は、かの◯◯◯・グループで東洋医療ドクターとして世界各国のVIPに施術しているA****さん。おふたりとも、自分の道をしっかり見据え、努力し、熟考しながらもspontaneousに、好奇心旺盛に、そして楽しみながら仕事をしている様子がうかがえて、超インスパイアされました。今日、A****さんと確認し合ったこと。「自分が本当にやりたいことで、かつ、周りの人がハッピーになることをやる」もう本当に、これに尽きると思う。シンプルだけれども、まぎれもない真実。何があっても、そこはぶれないように、明日からも日々を過ごしていこうと思います。参照記事 やっぱりネット・サーフは止められない。

霞町の会員制クラブで、売上げの経過を気にしつつ、ホステスの接客態度に落胆する雇われママの『まき』の顔が浮かんだ。彼女は、秀でた美貌を武器に風俗業界へ進み、運命の男と出会う。男の稼業はインテリ・ヤクザ(笑。ただ、冠がついてもヤクザはヤクザ。やはりというか、壮絶な修羅場を経た上で離婚し夜の世界に戻ることとなる。興味深いのは、不定期ではあっても別れたヤクザと会食を続けていること。何故かを問うと「腐れ縁かな」と一言。このヤクザにも『ラスト・ライト』の日が訪れるが、この男が最後に目にするオンナは『まき』だと確信している。彼女は母子家庭で育ったから、渡米して学ばせて貰える境遇などありゃしなかっただろう。学識も博識も信仰も何も無いが、荒くれ者の眼を見据えて堂々と対峙できる『個のチカラ』が育まれ、「安心して、私も必ずあとから行くから」と言える『度量』も備わっている。バイオレンスな実社会が学び舎だ。人生って、面白いよね。

このオンナ最高です

今年一番の恋愛ものは”The Shape of Water”だと考えていた。この映画を見るまでは。恐ろしいことに主要キャストは3名だけ(前述の”The Shape of Water”でさえ6名いたのに)。ましてやアクションや濡場も無し(R指定じゃない)。映画マニアでもないんで、出演者の顔ぶれ見ても、監督の名前見ても、誰だか分かりゃしない。けれど、何度も見直す価値のありそうな映画のようだ。聖書を読み込んだ者でないと気付かないであろうメッセージが散りばめられている気もする。信じられないくらい低予算で出来てそうなのに、想像も付かない深みがある。脱帽です。高名な服飾デザイナーの男と、嫁にもいかずピタリと寄り添う姉、そこへ純朴な娘アルマが加わる。職業柄か、男は若くてスタイルの良い女性を囲う。しかし、女性が我を出して男を束縛しようと行動に移せば、姉が屋敷から追い出す。そして男は次の女性を探しに出かける。これが何度も繰り返されていたのであろう。新たに見初められたアルマは、玉の輿という概念すら希薄で純粋に男の才能に惚れていく。しかし、この男、自己のスタイルを絶対に崩さない。常に女性と接していたはずなのに、独身期間の長かった男特有の行動様式をとり、姉も全面的に同調した姿勢をとる。

では、玉の輿アルマは大人しかったのか?いいえwガンガンと攻勢に出るも各個撃破。それでも諦めない。終盤、男の方が参ってしまい、姉に直談判する。アルマのせいで仕事に支障をきたしていると。しかし、姉は動かない。そう、姉はアルマを家族同然とみなし始めていた。

Phantom Thread .2017

男が陥落したシーンも凄かった。カウントダウン・パーティーに一緒に行こうと提案するアルマ。行きたきゃ勝手に行けばいいと言い放ち、にべもない男。でも男は不安に駆られ、家を飛び出していったアルマを追って会場に行く。高所から喧騒の渦にいるアルマを見つけ人混みに分け入る男。ようやくアルマの目の前に辿り着いた時、アルマは喧騒を離れ独りでたたずんでいた。その時、追ってきた男に見せるアルマの素顔を目撃した観客は確信したはずだ。この男は完落ちしたぞ!とね。この女優、新人さんらしいが完璧です。あんな寂しそうな顔を魅せられたら、平常でいられる男なんぞいない。いちど、毒キノコのエキスを飲ませて体調を崩した男を看病するシーンも凄かった。男のいる寝室では靴を脱ぎ、ただ献身的に手を握るアルマの側をカツカツと耳障りな靴音を響かせながら連れてきた医師の診察を受けろという姉。一歩間違えれば「ワタシのオトコ」とのたまわった阿部定と変わりないが、男との距離感は確実に姉を抜き去った。ラスト、キノコ料理を男にふるまう。男の大嫌いなバターでソテーする。いつもイラつかせていた騒々しい水の淹れ方。そして、何が起きようとも献身的な看護をすると言って料理を差し出す。食うのか?見ている全ての観客が思ったであろう。男は食ってみせた。シーンが変わり、背中を丸めて座っている男。膝上には洗面器。もしもの時のために医者を呼んでおいてくれないかと男はアルマに伝える。膝をついて男の正面で話を聞いたアルマは、何が起きようと献身的な看護をすると答える。男は一服盛られた過去を知ってた上で、大嫌いなバターでソテーされたキノコ料理を食ったことがわかった。さらにシーンが変わり、ベンチにたたずむ男と姉、そこへベビーカーと共にアルマが合流する。ルックスだけで見いだされ邸に招き入れられたアルマが完全に主導権を握るまでの全記録w。まさに最高のオンナでした。 過去ブログ:2016年4月4日 結婚へは歩け、離婚へは走れw

かける言葉が見つからない

昨年3月、千葉県松戸市立六実第二小3年のベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9=当時)の全裸遺体が見つかった事件で、殺人と強制わいせつ致死、わいせつ目的略取・誘拐、死体遺棄の罪に問われた元保護者会会長の渋谷恭正被告(47)の裁判員裁判の初公判が4日、千葉地裁で開かれた。法廷で渋谷被告は無罪を主張したが、検察側や証人からはおぞましい犯行の詳細が次々と明かされた。参照記事 リンさんの父のレェ・アイン・ハオさん(35)は愛娘の写真を持参し公判に臨んだそうだ。つまり、検察側の冒頭陳述を聞いてしまったことになる。むかし、私も娘を授かった。もちろん祝福されて生まれてきたのだが、中学2年で時計の針は止まる。男親は腹を痛めるわけでもないが、喪失感を克服することは至難の技、いや無理な相談だ。かける言葉が見つからない。

【追記】「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」。東京都目黒区の船戸結愛ちゃん(5)が3月に死亡した事件で、警視庁は6日、父親の船戸雄大容疑者(33)を保護責任者遺棄致死の疑いで再逮捕し、母親の優里容疑者(25)も同容疑で逮捕した。ノートにつづられたという少女の反省文、1食しか口にできない日もあり、朝4時ごろ起きて平仮名を書く練習していたなど、笑顔の少女の写真とともに報道される内容はあまりに辛い。テレビ番組ではアナウンサーやコメンテーターが涙を流すシーンも放送され、ネット上では「子どもを生む資格がない」「人間じゃない」と容疑者となった親への怒りが溢れている。参照記事 この記事は「社会的な力を失った親が、家族の中でも最も弱い者を標的にするという家族病理が現れたように思います。父親は、香川では虐待で通報され、書類送検されています。逮捕当時、無職でした。」と綴る。さらに「この家族は何に苦しみどんな精神状態なのか、何を支援すればいいのかという視点でケアが入っていたようには見えません。結果論ですが、そうした病理性の高い家族への危機感が不足していたように思えます。」ここまでの分析がなされていても同様の事象が起きると思う。心情的には両親を死刑に処したい。理由は、社会復帰が望めないからに他ならない。この両親の今後の人生は地獄の連続となるであろう。社会的なレッテルが貼られた以上、どこに居ようと責めきを受け続け、孤立化を深めるだけ。逃れるには自死しかない。