カテゴリー別アーカイブ: 紛争

良い子は真似しないでね

現地からの報告者やトルコ・アナドル通信のツイートには燐とありますが間違いです。これは白燐弾ではありません。それよりも遥かに強力なテルミット焼夷兵器です。以前に大々的に報道された白燐弾の影響で、焼夷兵器は何でも白燐弾だと誤解される風潮が広まってるのですが、クラスター・テルミット焼夷爆弾「RBK-250 ZAB-2.5」は攻撃用に専用設計された焼夷兵器(子弾は焼夷剤だけでなく炸薬も内蔵)であり、発煙弾として設計された白燐弾(アメリカ軍やイスラエル軍が使用した M825A1)よりもはるかに殺傷力が高い兵器。参照記事

燃料が慢性的に不足しているアレッポにてロシア軍が大量に落としている焼夷弾の不発弾をキッチンでガスコンロ代わりに使う生活の知恵動画。当然危ないので真似は禁止。参照記事 当方も過去ブログにサラっと投射時の動画を掲載してましたが、ここまで破壊力が凄いとは思ってもみなかった。これをシリア政府側はバンバン投下しており、一定数の不発弾が発生しているのであろう。戦後も安泰ではないということだ。ちなみに、シリアを電撃訪問したロシアのショイグ国防相の様子を伝えるRT(ロシアトゥデイ)の動画ニュースに、シリアのフメイミム基地でSu-34攻撃機にクラスター・テルミット焼夷爆弾が搭載されている決定的な証拠が写っていた。参照記事 もう知らぬ存ぜぬとは言えんわな。 過去ブログ:2016年6月9日 潮目が変わるか?

潮目が変わるか?

2016年の世界平和度指数によると、世界の安全保障レベルは低下しており、紛争に全く関与していないと考えられる国はわずか10カ国しかない(そうだ)。10年前から世界平和度指数を発表している経済平和研究所によると、内部紛争にも外部紛争にも全く関与していない国は、ボツワナ、チリ、コスタリカ、日本、モーリシャス、パナマ、カタール、スイス、ウルグアイ、ベトナム。なお世界で最も平和な国は今回もアイスランドで、最も平和でない国はシリアだった。参照記事 6月7日と8日に、内戦中のシリアのアレッポ周辺でロシア軍/シリア軍の航空機からロシア製クラスター・テルミット焼夷爆弾「RBK-250 ZAB-2.5」の使用が確認される。着弾の様子が似ているために大手メディアも含めて白燐弾と誤解されていますが、航空機用の爆弾にクラスター型の白燐弾は何処の国にも存在しない。シリア内戦ではテルミット焼夷弾「RBK-250 ZAB-2.5」は以前から使用されており、着弾地点での残骸を見た限りでも、ZAB-2.5 子弾で間違いないでしょう。参照記事


防衛省によると、9日午前0時50分ごろ、沖縄県尖閣諸島周辺の接続水域に中国海軍の艦艇1隻が入った。領海の外側にある接続水域に、中国の海軍艦艇が入るのは初めて。同時間帯にロシア軍艦が同じ海域を航行するのも確認されており、同省は関連を分析している。海上自衛隊の護衛艦「せとぎり」が、尖閣諸島にある久場島の北東の接続水域に入った中国海軍フリゲート1隻を確認。せとぎりが無線で呼び掛けるなど監視を続ける中、フリゲート艦は午前3時10分ごろに大正島の北北西の接続水域を離れ、北へ向けて航行した。中国海警護局の船が日本の領海や接続水域に入るのはたびたび確認されているが、中国海軍の艦艇が入ったのは初めて。一方、同じ時間帯にロシアの駆逐艦など軍艦3隻が、久場島と大正島の間を南から北へ抜けていくのも確認。防衛省幹部によると、ロシア軍艦が接続水域を航行するのは初めてではないものの、中国軍艦の動きと重なったことから注視している。いずれも領海侵入はなかった。参照記事 色々なことが考えられる。中露が話し合って行動を起こした。中国の情報がロシアに筒抜けなので便乗された。などなど(笑。 あくまでも個人的な見解であるが、武装漁船によるワラワラ侵略は封印されていると認識している。理由は、2年前に米軍が久米島で実施した軍事行動に起因。公船に乗っての殉職でなければ犬死になってしまう。そこまで中国海軍の出身者もバカじゃないという話し。 過去ブログ:2014年5月22日 久米島沖で爆発音 きのこ雲を確認

シリア軍パイロット「拘束」

一つの戦争の終結は、結末がいかなるものであろうとも当事国間に一応の平和をもたらすものには違いなかろう。しかし同時にそれが新たな危機の始まりであることに、ほとんどの人聞は気がついていない。かつて米軍が南ヴェトナム撤退時に同国に供与した膨大な量の兵器は、ごく一部を除いて、南北統一後に使用された形跡はない。小銃一つをとってみても、現在でも米軍で使用されているM-16が、戦争終結時には百万丁もあったと言われるが、これらの武器がどうなったか‥‥その行方は今も分かってはいない。これは一例に過ぎず、ヴェトナム戦争終結から三十余年、その後に起きたおおよそすべての戦争や紛争、あるいは内戦で、同様の事態が起きているのだ。兵器は実戦で使用されて初めて評価が定まり、いったん有効と評価を受けた兵器には、当然のごとく需要が生ずる。当時とは比べようもなく遥かに進歩した膨大な量の兵器が、誰にも管理されないまま存在し、そしてそれは用途の如何を問わず経済原則にのっとって取引され、密かに闇のルートで世界中に流通している。《楡周平「クーデター」(角川文庫)》

過激派組織IS(イスラム国)系のメディア「アマク通信」は22日、シリアでIS戦闘員が「飛行機を撃墜し、パラシュートで脱出したシリア空軍の男性パイロットを拘束した」と報じた。同通信はパイロットの名前や出身地にも言及している。在英のシリア人権監視団によれば、首都ダマスカス東方で戦闘機が墜落したが、攻撃によるのか故障なのかは不明という。シリア軍の戦闘機は、今月5日にはISとは別の過激派である「ヌスラ戦線」に撃ち落とされ、パイロットが捕らえられた。参照記事 これに関連しそうな記事もあった。 侵略勢力は戦闘員を送り込むだけでなく、武器/兵器の供給にも力を入れている。ここにきて注目されているのは携帯型の防空システムMANPADだ。2月19日付けシュピーゲル誌に掲載されたサウジアラビア外相へのインタビュー記事によると、戦況を一変させた空爆に対抗するため、地対空ミサイル、つまりMANPADを供給しはじめたという。参照記事 故ダイアナ妃をも悩ませた遺棄地雷の問題と同様、ばら撒いた連中が責任を持って回収しない点である。地雷と違って安い装備でもなかろうに、異国の不確かな連中に渡している不届き者がいる。装備が流れに流れて、民間の国際空港を離陸しようとしている旅客機に向けて撃つテロリストに渡ってしまう事態もあり得るというのにだ。

米軍A-10攻撃機が南シナ海で初のパトロール飛行を実施

米国が中国の南シナ海進出を牽制する目的で、フィリピンに部隊と航空機の派遣をおこなっている。その中で初めてA-10攻撃機による洋上パトロールの実施が盛り込まれた。A-10攻撃機は、ルソン島にある首都マニラから北西約60キロ離れたクラーク空軍基地で、最初の太平洋空軍の航空混成部隊 (Pacific Air Forces air contingent) の一部として展開している。0e22821a地元紙によると、19日以降、初期部隊には4機のA-10Cが含まれる他、2 機の HH-60Gペイブホークが参加している。 参照記事 完全に日本のミリオタのアイデアがパクられました(笑。作戦行動半径が千キロ強あるので、もめてる場所は洩れなくカバーできます。中国は、作戦行動中のA-10まで友軍機を誘導する手段がなければ、砂盛島にジェット戦闘機を待機させていても役に立ちません。体当たりが得意技の中国船団は、作戦の練り直しを迫られてることになる。ただ、米軍はヘタレです。 過去ブログ:2014年6月23日 米空軍の 283 機全ての A-10 攻撃機退役計画に米下院が退役阻止を決議!

罠を仕掛ける者は、罠に落ちるであろう

「ロシアはアサド大統領個人を支持しているのではない。ロシアが支持しているのはシリアとの友好関係だ。この関係はアサド氏が大統領になった時に生まれたものではない。vlcsnap-2016-02-06-09h51m19s432我々はただ現時点ではアサド氏以外にシリアに別の合法政権は一切ないということに立脚しているだけだ。彼のことが気に入ろうがなかろうが、アサド氏は現大統領だ。もしアサド氏をこの構造から引き抜いたら、そこではカオス(混乱状態)が発生するだろう。我々はリビアで起こったように、それを国がバラバラになった中東諸国を例に何度も目にしてきた。」参照記事 メドヴェージェフ首相の話しは筋が通っている。 また、ロシアと共にシリアのアサド政権を支援するイランに対し、サウジはアサド政権に対抗する反体制派を支援している。サウジのジュベイル外相は、アサド政権が過激派組織IS(イスラム国)の活動を容認し台頭を招いたと主張。「アサド氏が去らなければ、ISに対する勝利はない」と述べた。これに対し、イランのザリフ外相は「われわれは宗派対立など望んでいない。(勝つか負けるかの)ゼロサムゲームをしてはならない」とけん制。イスラム教スンニ派の盟主サウジが、シーア派のイランをシリアなどから排除しようとしているとの見方を示した。両国の対立は、サウジが国内のシーア派指導者を処刑したことで激化。イランで群衆がサウジ大使館を襲撃し、サウジが断交に踏み切り現在に至っている。参照記事

The Runaways .2010

The Runaways .2010

アサド政権を支えるロシアとイランは、ISだけでなく反体制派の掃討作戦を継続中である。これらの武装勢力を支援する連中は、内政干渉という言葉を理解できない模様である。すでにトルコは、米軍の承諾を得ない越境空爆を実施しているようで、偶発的な軍事衝突は避けられないと思われる。参照記事 次の戦禍はトルコかもしれない。

 
【追記】オバマ米大統領は14日、ロシアのプーチン大統領とシリア情勢について電話会談し、ロシアがアサド政権支援のために行うシリア反体制派の穏健派組織への攻撃を停止するよう、あらためて訴えた。参照記事 トルコにはNATOの核爆弾「B61」が80発ほど配備されていると言われ、開戦になれば核兵器が使われる可能性が高い。中性子爆弾の使用も十分にありえる。世界はそうした危機的状況にあるのだが、日本では多くの人が無頓着なようだ。参照記事 門外漢でもヘタレなオバマ、常に好戦的なNATOとトルコのエルドアンの言動は予想できるが、最近のケリーの言動には困惑させられる。過去ブログにも載せたように、トルコの保有する核の懸念が浮上してきた。オバマでは制御できないであろう。危険である。

政府声明「堂々とした水素爆弾保有国になった」

vlcsnap-2016-01-06-14h24m26s004北鮮は不完全きわまる装置型原爆しか製造できていない。5キロトンすらも発生させ得ていない。その弱点を補うため、装置内に大量の「中性子ブースター」を装填すること考えているようだ。これは「強化原爆」といわれるもので、フランスでも過去にこの技法でまず69キロトン、最終的にはもっと実現したはず。米ソのように装置型として実験するだけなら400~500キロトンまでもいけるが、それは投射不能。いずれにしてもまともな原爆に中性子ブースターを加えるからこそ大出力になる。北鮮の場合はまともな原爆がそもそもできていないから、中性子ブースターをいくら突っ込んでも20キロトンも超えられないのではないか。もちろん「水爆」とは違う。運搬も発射もできないシロモノだろう。過去、日本の無責任マスコミが、北鮮に核兵器があるあると根拠もないのに騒いできたものだから、ついにライス如きのさしがねで韓国軍と自衛隊のABM連携をとらせる前段階の「2度目の最終合意」(この表現をブログで書いている人、偉い)を、年末の繁忙期を狙って駆け込みで呑まされる羽目に陥っているのだぞ。「北鮮脅威論」をメシの種にしている人々はいつ反省してくれるのか?参照記事 と、軍事評論家が先月30日に吠えていたんだが、…

The Number 23 .2007

The Number 23 .2007

北朝鮮は、6日午前に水爆実験を実施し、実験が成功したと発表した。国営テレビで発表した。北朝鮮が核実験を実施するのは今回で4度目。北朝鮮国内にある核実験場付近では同日、大きな揺れが観測されていた。北朝鮮は、米国の敵視政策から自国を防衛するため、今後も核開発プログラムの強化を続ける、との方針を表明。米国が「攻撃的な姿勢」を維持する限り、北朝鮮は核開発プログラムを放棄しないと主張した。北朝鮮はまた、責任のある核保有国として行動する、としたうえで、主権が侵害されない限りにおいては、核兵器を使用することはない、と強調した。さらに、核技術を他者に移転しない、とも表明した。参照記事 参照記事 まぁ、専門家たちは今回の件を想定できていた模様である。ならば、ガン無視を継続するのに支障はないと言うことで宜しいかと。

【追記】南アフリカはウランが豊富だったので、プルトニウム型ではなく、ウラン235を贅沢に使うガンバレル型をこしらえられた。今回、観測されたマグニチュードは過去のイールドと同じだった。つまりまたしても北鮮は広島級の核分裂すら起こすことができなかったのである。その理由は推測可能だ。彼らはプルトニウムを2塊に分けてガンバレル型装置でむりやりに爆発させようとしているのだろう。そこにいくらブースターを突っ込んだって、結果は同じこと。数百キロトンでは水爆じゃない。メガトン級になってはじめて水爆なのだ。そして今回のマグニチュードは、10キロトン未満を意味する。話にならぬ。15年4月に北鮮は、核弾頭を小型化したと宣伝した。だが北鮮が核弾頭をミサイルに搭載できるくらいに小型化したと言っているのは北鮮が繰り返しそう宣伝しているだけ。外国では誰も認めていない。参照記事 日本国内で『北朝鮮は脅威ではない。むしろ自衛隊の方が危険だ!』と叫んでた連中が沈黙する事態です。『食うに困らず、住むに困らず、着るに困らず、たまに贅沢もできる。そんな生活を享受しながら、その源にある歴史や日本の心を否定する、こういう連中を私は理解できません。右とか左の問題ではありません。人間としておかしい、そう思うのです。』参照記事 冷静に国防のことを考えてみるのも一考かと。

高給取りの仕事じゃない

CU98PI3WsAAg0J0.jpg_large昨年合意にこぎつけたTPP、正文が英語、スペイン語、フランス語で、日本語がない驚き。ISDSの裁判、英語をもとに行われる。裁判官も、被告の日本政府官僚も、裁判を、全て英語でおこなわなければならなくなる。つまり、これからは、日本語を部族語におとしめられ、英語が日本の主要言語になるという政策を、自民党・公明党という究極の売国奴連中が決定したに等しいのだ。高級官僚は、田中正造が喝破した通り、もとより売国奴。日本の正式言語が英語という状況が本当に実現するのは、決めた連中が死に絶えたあとだろうが、必ずそうなる。参照記事 あわただしく開かれた日韓外相会談が終わった。双方とも準備不足とみえて、協定文書も残せず、「合意事項」を日韓別々に口頭で発表し、記者会見もなしという異例の形だった。その結果がどう出るかは、今の段階ではわからない。参照記事 韓国の尹炳世外相との会談から一夜明けた12月29日午前、岸田文雄外相は東京都内のホテルで静養中の安倍首相を訪ね、会談の成果や反応などを報告した。安倍首相は岸田氏をねぎらい、合意事項について「韓国が約束を実行することをきちんと見ていく」よう指示した。

Tracy Chapman .1988

Tracy Chapman .1988

韓国の歴代大統領はこれまで、何度も慰安婦問題を政治問題化しないと述べておきながら、政権運営に行き詰まると反日カードとして利用してきたことは、日本側はうんざりするほど分かっている。「今回は韓国外相がテレビカメラの前で不可逆的と述べ、それを米国が評価するというプロセスを踏んだ。今まで韓国が動かしてきたゴールポストを固定化していくということだ」こう周囲に語る安倍首相は、日本政府はこれまでの轍を踏んではいないと次のように強調する。『ここまでやった上で約束を破ったら、韓国は国際社会の一員として終わる』 参照記事 参照記事 大半の日本人は生暖かく静観しているだけ。つまり日本政府は、真の意味での日本における嫌韓・憎韓時代の幕開けが訪れるのを視野に入れたんだよな。

神に祈っても問題は解決しない

vlcsnap-2015-11-22-00h46m51s7519月30日、アサド政権の要請を受けてシリアに進駐したロシア軍が、シリア国内のIS(イスラム国)や、アルヌスラ戦線などアルカイダ系の反アサド武装勢力の拠点を次々に空爆し始めた。露空軍は、その後の3日間でシリアの60箇所を空爆、そのうち50箇所がISの拠点で、残りはアルカイダ系勢力の拠点だった。露政府によると露軍は、シリアにおけるISの中心地であるラッカにあるISの軍司令部をバンカーバスターで破壊し、近くの武器庫も攻撃して大爆発させた。昨年夏にISが台頭して以来、米軍はずっとISの拠点を空爆し続けてきた。だが「世界最強」のはずの米軍が1年半も空爆し続けても、ISは力が衰えず、シリア政府軍を押しのけて、シリアでしだいに多くの領土を支配するようになっていた。米国などのマスコミは、なぜISが強いのかを説明するのに苦慮してきた。イラクやイラン、シリア、ロシアといった、露イラン同盟の側は、米軍はISを攻撃するふりをして支援していると指摘してきたが、そうした見方は米欧マスコミで無視されてきた。しかし今回、露軍がISを空爆し始めると、わずか3日でISが崩れ始めた。ISの幹部や兵士たちは、家族をシリアから、まだ露軍の空爆を受けていないイラクに避難させている。ロシアによると、すでに600人のISの戦士が、シリアの戦場を離れ、古巣の欧州へと逃避(帰還)しているという。露軍が3日でやれることを、米軍は1年半かけてもできなかった。これは米軍が無能だからでなく、ISと戦うふりをして支援していたからに違いない。参照記事 参照記事 参照記事

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ここ数日、IS(イスラム国)の石油インフラへの爆撃に英仏が加わった。英仏の動機は異なる。オランド仏大統領はテロリストらに先日のパリへの攻撃の見せしめを行う断固とした姿勢を示そうとしている。キャメロン英首相にはISに対する勝利者のひとりとなり、シリアの将来を決める権利を得たいという目論見がある。キャメロン氏はオバマ氏と同様、シリアの将来をアサド氏抜きで描いており、米国と同じように現シリア政権に反対して戦う他の武装集団をテロリストとして認識することも、これに攻撃を行うことも拒否している。それだけではない。反アサド派にアサド体制転覆を、またはシリア領土の一部を強奪するのを幇助するため、米英はどうやら今、NATOの陸上部隊をシリア領内に送り込むことをたくらんでいるらしい。言い方を変えると、テロリストらには西側が嫌うアサド氏をどかすことが出来なかったため、西側のテロリスト庇護者らは今度は自ら乗り出して国家テロを起こそうとしていることになる。テロを相手にした戦争に加わるにあたり、日本が絶対に理解しておかねばならないのは、このゲームの非常におかしなルールだ。テロリストと認証されるのは欧米や他の「文明国」に攻撃を仕掛けた人間だけであり、シリア、ロシア、中国にテロ攻撃を行う者らは自由や民主主義を勝ち取ろうと立ち上がった「文明人」と見なされる。問題なのはこうした「戦士(文明人)」らはよくコントロール下から外れてしまい、欧米の一般市民を殺害しはじめるということだ。もし日本がテロリストを「悪者」と「善玉」に仕分けるとすれば、日本も裏切り者らの標的になりかねない。こうした裏切り者は西側から資金と援助を喜んで受け取りながらも、やはり西側の文明、これに日本も相当するのだが、これを敵ととらえ、勝利を手にするまで戦うべしと考えている。」参照記事

Ispytanie .2014

Ispytanie .2014

シリア内戦にロシア軍が介入して以降、メディアを賑わす空爆だけが実施されているのではない。掲載動画はBM-30スメルチと思われる地上からの攻撃。数十本のクラスター・ロケット弾から数十個ずつ子弾が放出され、地表で数千発の子弾が炸裂している様子。参照記事 制空権も無く、空爆で機動力をも奪われた歩兵(テロリスト)は皆殺しにされている。このロシア軍の戦術では、テロリストお得意の「ヒューマン・シールズ」は考慮してもらえない。テロリストの部隊が数日で瓦解し出す訳である。 プーチン大統領はシリア空爆作戦の合法性を指摘し、こう語った。「シリアでのロシア軍は、何よりもまずロシアのために戦っている。」参照記事 ロシアの空爆は、シリア政府の正式な要請を受けて行われている「合法」なものだ。これに対し、米英仏独のシリアでの空爆が、シリア政府の許可も受けず、国連安保理の決議も経ていない国際法上「違法」なものと言える。しかし現実は、綺麗事だけで語れるものでもない。

罪と罰

CUxQ-U6UkAEXYNK.jpg_large1985年9月にレバノンでヒズボラによってソ連外交官4名が誘拐されるという事件が起きた。ヒズボラはソ連外交官4名と引き換えにソ連に拘束されている捕虜の釈放を要求してきたが事件はその後、膠着状態に陥ったことで、進展を求めたヒズボラは人質の一人を殺害した。ところが、ソ連は同胞が殺害されたことを知ると、却って態度を硬化し、改めて強硬な手段で事件の解決を目指すこととなったのである。そして、それを任されたのがKGBとなる。事件の解決を任されたKGBは、ヒズボラと交渉などはせず、ソ連外交官の誘拐を行った犯人グループのリーダーを特定し、そのリーダーの甥を誘拐した。そう説明するとKGBは、その甥と引き換えに外交官の解放を求めたと考えるかもしれないが、そうではない。KGBはヒズボラのリーダーの甥を誘拐すると、その甥の体の器官の一部を切断し、その切断した体の一部をヒズボラに送ることで、外交官の即時解放を要求したのだという。そして、親戚の体の一部を送り付けられたヒズボラは、KGBの手口に恐怖し、直ぐに、外交官を解放したと、その記事では説明されていた。しかし、これで終わったわけではないのである。KGBは外交官が解放されたことを確認すると、誘拐したヒズボラの幹部の甥は解放せずに殺害したのだという(それもヒズボラが殺害した外交官の殺害方法と同じ手口で)。ヒズボラは誘拐したソ連外交官の内、一名を殺害しており、ソ連も一名も殺害しなければバランスが取れないというのがKGBの論理なのだという。参照記事 参照記事

Funeral for Russian pilot

ロシア・トルコ関係は、先月24日シリアでロシアのスホイ24爆撃機がトルコ側により撃墜された事件の後、危機的状況となっている。ロシアのプーチン大統領は、ロシア機について、シリア上空でトルコのF-16戦闘機の空対空ミサイルによって撃墜され、トルコとの国境から4キロのシリアで墜落したと発表。プーチン大統領は、テロリストの共犯者たちによる「裏切り行為だ」と指摘。ロシア国防省の声明によると、パイロット1人は脱出して降りる最中に地上から攻撃されて死亡、またパイロットの救助作業を行っていたヘリコプター「ミル8」も攻撃され、作業に参加してした海兵隊員1人が死亡した。参照記事 参照動画 われわれ部外者は、異なる地で撮影された写真を安全な環境で観ることができる。そのコントラストは鮮明なので、どちらにシンパシーを感じるかでグループ分けが為されるのであろう。ロシアに対して異様に好戦的なNATOと違い、難民問題で苦悩する欧州市民はロシア正教の十字架に何かを感じとるのではないか。とにかく、情報戦は圧倒的にロシア優勢であり、双方の政権支持率も正比例しているのではないだろうか。あとは、幕引きの時期と方法に移ってきた感じがする。参照記事

トルコがロシア軍機撃墜、プーチン氏「重大な影響」警告

turkey-syria-akp-buffer-zone-map2シリアの防空ミサイルが、シリア領空に迷い込んだトルコ戦闘機を撃墜した2012年6月以来、トルコは、シリア内5マイルの緩衝地帯を維持している。当時施行された改訂交戦規則のもとでは、トルコ空軍は、トルコ国境の5マイル以内に入るあらゆる標的を、敵と見なし、しかるべく行動することになっている。もしシリアの交戦規則が、その北部国境を黒海にまで“移動”させれば、東トルコのあらゆる航空機はシリア領空侵犯になってしまうではないか? 誰もそのようなたわ言はうけいれないが、それが、このアメリカ-トルコのたわ言など決して受け入れてはならない理由だ。ロシア航空機はトルコが“新たに”決めた国境ではなく、正統な国境のみを尊重すべきなのだ… この記事の日付は2015年10月11日で、先月3日(土曜)にシリアのロシア航空機が“トルコ領空を侵犯”と報じた際に書かれたものである。前回は警告であったが、今回は撃墜となった。参照記事 jkePQ7D機体はシリア北部ラタキア県クズルダー付近に落ちたという。ドアン通信によると、ロシア機は撃墜される前、シリアのトルコ系少数民族トルクメン人の居住地域を爆撃していたという。乗員2人は緊急脱出装置で脱出したとみられる。ロイター通信などによると、トルクメン人のシリア反体制派武装勢力は24日夕、乗員2人を射殺したと発表し、トルコ政府が確認中だ。また乗員の捜索にあたっていたロシア軍のヘリコプターがシリア反体制派によるとみられる攻撃を受けて損傷、ヘリは政府軍支配地域に不時着したという。参照記事 何故か被弾して墜落する航空機や脱出した2つのパラシュートが映った映像があり、惨殺されたパイロットの映像と思しきものも確認される。当然、これを否定する記事も書かれているが、現地の土人感は拭いきれない。参照記事 シオニスト政権は、夜間にISから買い取った原油を、トルコやイラクのクルド人居住区を経由して、イスラエル領内にあるアシュドッド港に移送し、これを一度精製してから、1バレルあたり30ドルから35ドルで転売している。ISが、シリアとイラクで採掘する石油は、日量3万バレルと見積もられており、これらの石油を積載した、1日当たり70隻から100隻のタンカーが、石油の密売組織の助けによりイスラエルに移送されている。イラクとシリアで採掘された原油は、ISにとって最も重要な資金源であり、この組織は毎月、このルートにより数百万ドルの収益をあげていた。参照記事 このルートを欧米諸国に同意させた上でロシアは陸路を担うタンクローリー千両を破壊した経緯がある。参照記事 加担していたであろうトルコは報復のため撃墜したと疑われる立場にあり、韓国人の国連事務総長は、38度線問題があるためロシアに意見できる立場になく、頭に血が上った状態のフランスはロシアと協調してシリアを絶賛空爆中。参照記事 米軍も先の領空5マイル問題に加担している関係上、仲裁機関が見当たらない。状況は混沌としてきた。