月別アーカイブ: 2018年6月

もう本田は使うな

日本がコロンビアを2―1で破り、白星発進を飾った。W杯では、日本のみならず、アジア勢として初めてとなる、南米勢からの白星だった。(中略)前回大会まで実に17戦3分け14敗。18戦目、足かけ52年目で初めて、サッカー大陸・南米勢の牙城を崩した。参照記事 W杯6大会連続出場の日本はW杯で初めて南米勢への勝利となった。初出場となった1998年フランス大会のアルゼンチン戦(0-1)からこれまで4試合は1分け(PK負けは引き分け扱い)3敗だった。これはアジア勢としても初の快挙。66年イングランド大会で北朝鮮が1-1でチリと引き分けた試合からこれまで3分け15敗と、南米勢へは未勝利だった。アジアが南米チームから2点以上を奪った試合も今回が初。記録ずくめの歴史的勝利となった。参照記事 参照記事 参照記事 開始早々の出来事でしたね。大迫が体を入れ替えて直ぐの突進に周りが連動できている。だからハンドの反則が生まれてくる。まことに素晴らしい。2点目のヘッドの時ですら、仲間はファーに詰めていた。この対応を熟成させて戴きたいものです。なかでも、神憑り的な活躍を続けた長友の存在は非常に大きい。左サイドの乾が消えまくっていても気にならない。攻守にわたって大活躍だった。また、ボランチ起用の柴崎は大変面白かったと言える。一人足りない敵が引き気味にあって、攻めあぐねている状況を具体的にとぎほぐすパス、非常に効果的であった。大迫と共に途中交代となりましたが、脚の具合が気になって仕方がない。まぁ、今回は敵失に助けられた面もある。調子を落としている点取り屋がいないだけで、何すれば良いのか分からない若造の集団じゃないか。体のキレだけで突破できても次に繋がる連動が見られない。実体は下馬評以下のため、予選敗退するであろう。正直、助かりました。しかし、自軍に問題がないわけでもない。最初の交代カードを切られたら消えてしまった香川もヤワだが、だからと言って本田を出すのは止めてもらえないだろうか?彼が入ると流れが澱む。脚が遅いので高い位置に配すと悪影響しか出てこない。そのうえ守備の意識が薄いとくれば、居場所は無いはずなんだが。あろうことか、簡単に倒されてしまい大ピンチを招いたケースが2度以上あったぞ。ボール・キープすら出来ないんだから使わないでくれよ。ささやかなる願いです。4年に一度だけ、テレビ捨てた男がフラフラ彷徨う楽しい季節がやってきました。闘いは始まったばかりです。

邦画は見ない主義だった

審査委員長だったらしいケイト・ブランシェットがぎゃあぎゃあ言ってたんで見てきました。ストーリーは凡庸で、監督らが色々と小細工しているシーンが多く見受けられるフツーの邦画。ただ、初めて目にした安藤サクラ(妻の信代役)の演技が凄すぎた。旦那の治(リリー・フランキー)が拾ってきた小娘と接するとき、常にしゃがんで視線を揃える様が自然すぎる。縁側で小娘を後ろから羽交い締めに抱擁するシーンが切なすぎる。審査委員なんて、日本の事情に詳しいわけもなく、字幕を介して流れを掴んでいく以上、万国共通の哺乳類が有する愛情表現、いや肌の触れ合いかたの出来映えは重要となる。信代が旦那を誘うシーンも凄かった。あんな事をされたら、如何に疲れていようと応じます。どんな男でもね。ちょっと待てよ、演技派であるはずの樹木希林(祖母の初枝役)が並みに見えてたというのも、信代の出来映えの凄さだったのかも知れない。結果として最大の見せ場になってしまった信代が泣くシーン、胸が掻きむしられた。近年稀にみるシーンだった。日本語が分からなくたって、字幕の出来が悪かったって関係ない。ただ見ればわかる、その凄さが。 何度も書くけど、ストーリーは凡庸で洒落たセリフも見当たらない。ミエミエの小細工に落胆したって、この映画には安藤サクラがいる。パルムドールの価値も分かりませんが、賞は作品がとったのではなく『安藤サクラがとった』と言って良いと思う。よかった。

ムズカシイことぬき!

自立とは何か を考えたとき、自分の「軸」をぶれずに持っていること、かなと思う。何が好きで何が嫌いか。こうありたい と思うことは何か。こうはなりたくない と思うことは何か。許容出来ることは何か。どうしても耐えられないことは何か。それが自分の「軸」というものであって、それを他人に明け渡してはいけないのだと思う。参照記事 奇しくも、昨日・今日と連続で、Kushi Institute(米国)の同窓でもある才媛おふたりと会う。昨日は日本におけるphoto therapyの先駆者、医学博士の石◯◯◯さん。今日は、かの◯◯◯・グループで東洋医療ドクターとして世界各国のVIPに施術しているA****さん。おふたりとも、自分の道をしっかり見据え、努力し、熟考しながらもspontaneousに、好奇心旺盛に、そして楽しみながら仕事をしている様子がうかがえて、超インスパイアされました。今日、A****さんと確認し合ったこと。「自分が本当にやりたいことで、かつ、周りの人がハッピーになることをやる」もう本当に、これに尽きると思う。シンプルだけれども、まぎれもない真実。何があっても、そこはぶれないように、明日からも日々を過ごしていこうと思います。参照記事 やっぱりネット・サーフは止められない。

霞町の会員制クラブで、売上げの経過を気にしつつ、ホステスの接客態度に落胆する雇われママの『まき』の顔が浮かんだ。彼女は、秀でた美貌を武器に風俗業界へ進み、運命の男と出会う。男の稼業はインテリ・ヤクザ(笑。ただ、冠がついてもヤクザはヤクザ。やはりというか、壮絶な修羅場を経た上で離婚し夜の世界に戻ることとなる。興味深いのは、不定期ではあっても別れたヤクザと会食を続けていること。何故かを問うと「腐れ縁かな」と一言。このヤクザにも『ラスト・ライト』の日が訪れるが、この男が最後に目にするオンナは『まき』だと確信している。彼女は母子家庭で育ったから、渡米して学ばせて貰える境遇などありゃしなかっただろう。学識も博識も信仰も何も無いが、荒くれ者の眼を見据えて堂々と対峙できる『個のチカラ』が育まれ、「安心して、私も必ずあとから行くから」と言える『度量』も備わっている。バイオレンスな実社会が学び舎だ。人生って、面白いよね。

このオンナ最高です

今年一番の恋愛ものは”The Shape of Water”だと考えていた。この映画を見るまでは。恐ろしいことに主要キャストは3名だけ(前述の”The Shape of Water”でさえ6名いたのに)。ましてやアクションや濡場も無し(R指定じゃない)。映画マニアでもないんで、出演者の顔ぶれ見ても、監督の名前見ても、誰だか分かりゃしない。けれど、何度も見直す価値のありそうな映画のようだ。聖書を読み込んだ者でないと気付かないであろうメッセージが散りばめられている気もする。信じられないくらい低予算で出来てそうなのに、想像も付かない深みがある。脱帽です。高名な服飾デザイナーの男と、嫁にもいかずピタリと寄り添う姉、そこへ純朴な娘アルマが加わる。職業柄か、男は若くてスタイルの良い女性を囲う。しかし、女性が我を出して男を束縛しようと行動に移せば、姉が屋敷から追い出す。そして男は次の女性を探しに出かける。これが何度も繰り返されていたのであろう。新たに見初められたアルマは、玉の輿という概念すら希薄で純粋に男の才能に惚れていく。しかし、この男、自己のスタイルを絶対に崩さない。常に女性と接していたはずなのに、独身期間の長かった男特有の行動様式をとり、姉も全面的に同調した姿勢をとる。

では、玉の輿アルマは大人しかったのか?いいえwガンガンと攻勢に出るも各個撃破。それでも諦めない。終盤、男の方が参ってしまい、姉に直談判する。アルマのせいで仕事に支障をきたしていると。しかし、姉は動かない。そう、姉はアルマを家族同然とみなし始めていた。

Phantom Thread .2017

男が陥落したシーンも凄かった。カウントダウン・パーティーに一緒に行こうと提案するアルマ。行きたきゃ勝手に行けばいいと言い放ち、にべもない男。でも男は不安に駆られ、家を飛び出していったアルマを追って会場に行く。高所から喧騒の渦にいるアルマを見つけ人混みに分け入る男。ようやくアルマの目の前に辿り着いた時、アルマは喧騒を離れ独りでたたずんでいた。その時、追ってきた男に見せるアルマの素顔を目撃した観客は確信したはずだ。この男は完落ちしたぞ!とね。この女優、新人さんらしいが完璧です。あんな寂しそうな顔を魅せられたら、平常でいられる男なんぞいない。いちど、毒キノコのエキスを飲ませて体調を崩した男を看病するシーンも凄かった。男のいる寝室では靴を脱ぎ、ただ献身的に手を握るアルマの側をカツカツと耳障りな靴音を響かせながら連れてきた医師の診察を受けろという姉。一歩間違えれば「ワタシのオトコ」とのたまわった阿部定と変わりないが、男との距離感は確実に姉を抜き去った。ラスト、キノコ料理を男にふるまう。男の大嫌いなバターでソテーする。いつもイラつかせていた騒々しい水の淹れ方。そして、何が起きようとも献身的な看護をすると言って料理を差し出す。食うのか?見ている全ての観客が思ったであろう。男は食ってみせた。シーンが変わり、背中を丸めて座っている男。膝上には洗面器。もしもの時のために医者を呼んでおいてくれないかと男はアルマに伝える。膝をついて男の正面で話を聞いたアルマは、何が起きようと献身的な看護をすると答える。男は一服盛られた過去を知ってた上で、大嫌いなバターでソテーされたキノコ料理を食ったことがわかった。さらにシーンが変わり、ベンチにたたずむ男と姉、そこへベビーカーと共にアルマが合流する。ルックスだけで見いだされ邸に招き入れられたアルマが完全に主導権を握るまでの全記録w。まさに最高のオンナでした。過去ブログ:2016年4月4日 結婚へは歩け、離婚へは走れw

かける言葉が見つからない

昨年3月、千葉県松戸市立六実第二小3年のベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9=当時)の全裸遺体が見つかった事件で、殺人と強制わいせつ致死、わいせつ目的略取・誘拐、死体遺棄の罪に問われた元保護者会会長の渋谷恭正被告(47)の裁判員裁判の初公判が4日、千葉地裁で開かれた。法廷で渋谷被告は無罪を主張したが、検察側や証人からはおぞましい犯行の詳細が次々と明かされた。参照記事 リンさんの父のレェ・アイン・ハオさん(35)は愛娘の写真を持参し公判に臨んだそうだ。つまり、検察側の冒頭陳述を聞いてしまったことになる。むかし、私も娘を授かった。もちろん祝福されて生まれてきたのだが、中学2年で時計の針は止まる。男親は腹を痛めるわけでもないが、喪失感を克服することは至難の技、いや無理な相談だ。かける言葉が見つからない。

【追記】「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」。東京都目黒区の船戸結愛ちゃん(5)が3月に死亡した事件で、警視庁は6日、父親の船戸雄大容疑者(33)を保護責任者遺棄致死の疑いで再逮捕し、母親の優里容疑者(25)も同容疑で逮捕した。ノートにつづられたという少女の反省文、1食しか口にできない日もあり、朝4時ごろ起きて平仮名を書く練習していたなど、笑顔の少女の写真とともに報道される内容はあまりに辛い。テレビ番組ではアナウンサーやコメンテーターが涙を流すシーンも放送され、ネット上では「子どもを生む資格がない」「人間じゃない」と容疑者となった親への怒りが溢れている。参照記事 この記事は「社会的な力を失った親が、家族の中でも最も弱い者を標的にするという家族病理が現れたように思います。父親は、香川では虐待で通報され、書類送検されています。逮捕当時、無職でした。」と綴る。さらに「この家族は何に苦しみどんな精神状態なのか、何を支援すればいいのかという視点でケアが入っていたようには見えません。結果論ですが、そうした病理性の高い家族への危機感が不足していたように思えます。」ここまでの分析がなされていても同様の事象が起きると思う。心情的には両親を死刑に処したい。理由は、社会復帰が望めないからに他ならない。この両親の今後の人生は地獄の連続となるであろう。社会的なレッテルが貼られた以上、どこに居ようと責めきを受け続け、孤立化を深めるだけ。逃れるには自死しかない。