「えー!お爺ちゃん昔ヘビ食べてたの?」って言われる日も間近 ですw

unagipanニホンウナギの資源状態は、同じく絶滅危惧種に指定されている「パンダ」や「トキ」と同じランク(EN:近い将来における野生での絶滅の危険性が高い種)です。「今年はパンダがたくさん見つかり、多くの動物園に届けられ、子供たちは大喜びです」とか「今年はトキが多くみられるようになりましたので、珍しい鳥が食べられると各地で好評です」と言われれば「何を馬鹿なことを!」となるでしょうが、同じレッドリストのニホンウナギが「今年は豊漁・安い」と言われても、疑問を抱かない人が多い。本当は何か変だと気づくべきです。養殖のウナギは、稚魚であるシラスウナギを漁獲してそれを育てて出荷しています。そのウナギの稚魚は1960年代には国内漁獲量が200トンを超えていた年もありましたがどんどん減り続け、2013年には僅か5トンと過去最低でした。このため、魚価が暴騰し、キロ250万円前後と信じられないような価格になったのです。その数量・価格と比較すれば、今年は「豊漁」「価格下落」とその通りになのですが、水揚数量である分母が既に非常に小さくなった後のものなので、前年と比較しても増加の割合が大きくなりすぎて、意味がありません。急速に右肩下がりに減少している水揚げ数量の、どの期間を捉えるかで大きく印象が変わって伝わってしまうのです。単純に前年との比較ではなく、最低でも20~30年以上のスパンで資源量の推移を見ないと、実際の資源量と傾向は分かりません。天然のウナギが減少しているのなら「完全養殖」をすればよいのでは? という考えもあるでしょう。実際に研究が進められています。2016年までにシラスウナギを1万尾生産できる技術を作るというのが現在のプロジェクトですが、日本で1年間に必要なシラスウナギは約1億尾ですので、天然のシラスウナギを守ることが、まだまだ最重要なのです。参照記事 日本では、「親の仇と魚は見たらとれ」といったような、魚の奪い合いが今でも盛んである。日本の漁業関係者は、米国よりも自由競争が大好きなのだ。その結果、漁業が利益が出ない状況に陥ってしまっている。参照記事 レッドリストよりも、絶滅危惧に指定されてるまでウナギを食べつくした日本の消費の非持続性を懸念すべきであって、そろそろ政治が動かないと、ウナギの食文化が継承出来ない時代が来るぞ。

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