映画ゴジラは『軍国主義復活への宣伝』中国保守派のこじつけに窺い知る「亀裂」の深刻さ

Godzilla .2014

中国が日本の「軍国主義復活」を云々するのは今に始まったことではなく、安全保障政策で日本がこれまでと異なる措置を打ち出すたびに激しい批判とともに持ち出されてきた。とはいえゴジラのような娯楽映画に対してさえも「軍国主義復活への宣伝」とこじつける様には本当にそのように思っているのか、勘ぐらざるを得ない。なんらかの意図を持って宣伝に資する主張をしようとしているのではないかということだ。例えば、瀋陽にある「九一八」記念館には軍が多額の寄付をしている。全国に作られる「愛国主義教育基地」の大物スポンサーは軍であり、日本の軍国主義を吹聴する背後には軍などの利益集団が控えているのだ。中国国内の政治が混乱するほど冷静で穏健な対日主張は影を潜める。もちろん今回紹介したサイトの主張は中国でも保守派で比較的激しい部類に属するものだと断っておきたい。こうした主張は日本人からするとかなり違和感があるが、逆に中国国内に日本批判をしなければならないのっぴきならぬ事情があるのだ。参照記事 オバマ米大統領とアボット豪首相が、ロサンゼルス・タイムズ紙への6月12日付けの寄稿で、太平洋地域が繁栄するためには、国際紛争は平和的に、かつ国際法に則って解決されなければならない、と述べています。寄稿文の中心はアジアの海域における挑発的行為に憂慮を表明し、紛争が平和的に、国際法に則って解決されなければならないと述べていますが、これは明らかに中国を念頭に置いたものであり、中国に対する明白なメッセージです。寄稿文では中国を名指しはしていませんが、首脳会談後の記者会見で、オバマ大統領は、中国が世界の大国として台頭するにつれ、基本的な国際法や国際規範の強化と遵守に協力することが重要である、と述べています。参照記事 アメリカの新作映画「ゴジラ」(Godzilla)が来る7月25日から日本で上映される(遅いよ)。5月に全米で公開されてから好調に観客を集めており、中国でも日本より一足早く6月中旬に公開され、好評を博しているようだ。渡辺謙氏も出演しており、アメリカでリメイクされた「ゴジラ」の前評判が良いし、確かに面白かった(日本でも観ようと思う)。日本での興行成績が何処まで伸びるか興味津々。

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