イランはイスラム国への対応を核交渉カードにするか?

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Argo .2012

Argo .2012

ファレル・ウィリアムスのヒット曲「Happy」へのトリビュート動画を今年5月にネット投稿して逮捕されたイランの若者グループに、このほど刑が宣告された。男性3人と、ヒジャブ(女性の頭髪を隠す布)を着用していない女性3人は、イランの首都テヘランのさまざまな場所で「Happy」にあわせて踊り、撮影した動画を「YouTube」に投稿。「公共における品位」を傷つけた罪で逮捕された。現地時間9月17日、若者グループに対して、6人全員に「6カ月の収監とむち打ち91回」という判決が下ったと発表された。また、動画を制作したディレクターは、1年の収監とむち打ちの刑を言い渡された。しかし、有罪判決ではあるが、全員に執行猶予が付き出国も禁止されておらず、イランの国内法と被告の人権と、両方のバランスが取れた判決なのかもしれない。体制を批判する演奏を行っただけで、パンクバンドの女性2人を2年近く投獄していたロシアとは違うようだ。参照記事 また、オバマ米政権がイスラム教スンニ派の過激派「イスラム国」への対処をめぐり、長年の宿敵イランに秋波を送り始めた。イスラム国が拠点とするシリアのアサド政権の後ろ盾であるイランから一定の協力を引き出せなければ、イスラム国の「壊滅」は困難だとの判断がある。シリア領内への空爆拡大が秘めるリスクの裏返しとも言えそうだ。参照記事 そらイランだって、検問で止めた長距離トラックの運転手が宗派が違うという理由だけで射殺され動画も晒す連中を庇うのは困難である。米国とイランはイスラム国という共通の敵と戦うイラク政府を支援することになる。シリアのアサド政権だって、ついでに反政府武装組織も一緒に始末すると耳打ちされれば、シリア領内への空爆拡大を許容できる。軍産複合体にとって、空爆が拡大・長期化する事は朗報だ。

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