瞬殺されたイカロス

140218bird140218bird2140218solarplant集光で気温は華氏1千度(537℃)まで上がるので、こうなることは最初から予見できたことではありますが…。先月稼働した世界最大の太陽熱発電所「イヴァンパ太陽熱発電所」の上を飛んで黒焦げになった鳥の写真です。同発電所は22億ドルを投じてベガス南西の砂漠に建てた5平方マイル(13平方km)の巨大ソーラーファーム。これが最大の副産物となるだろうことは、ウォール・ストリート・ジャーナルも書いてるし、発電所の月次コンプライアンス報告の中でも既に触れられています。鏡は35万枚あって、これで40階建て相当のタワーのてっぺんに光を集めるわけですから、まさに死のビーム。浴びたらひとたまりもありませんわね…。州のエネルギー委員会は、「発電事業で得られるメリットの方が問題より大きいので」野生動物の死亡とそれに付随する環境問題は許容範囲である、と話しています。マックスで稼働すれば14万世帯に電力を供給できるんだし、二酸化炭素の排出も減らせるんだから、多少の犠牲は…と。これに対し環境保護派はそこまでメリットは明確じゃない、と言ってます。心が痛むのは、生物学者の見解です。鳥は鏡の海を湖と勘違いして、まさか死の幻影とは思わずに舞い降りていった可能性もあるんだそうな。写真は発電設備供給元ブライトソース・エナジーが昨年11月のコンプライアンス報告の中で公開したものです。同月、けが・遺体で見つかった鳥は計11羽。参照記事 英文記事 学問としても興味が失せた太陽電池に代わり、期待をかけてた太陽熱、順調なようです。唯、鏡の集落が湖に見えてしまうとは考えもつかなかった。

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