葛西臨海水族園:クロマグロ とうとう1匹に

001大水槽で展示中のクロマグロなどが大量死している東京都立葛西臨海水族園(江戸川区)で24日、残るクロマグロがとうとう1匹になった。これから春休みや大型連休など多くの来園者が予想されるが、大量死の原因が依然不明のため、魚の補充のめども立っていない。「大変寂しい状態だが、残る1匹を大切に飼育したい」と同園の担当者。昨年12月1日時点で直径約30mのドーナツ状の大水槽には、クロマグロ63匹、サバ科のスマ67匹、ハガツオ35匹の計165匹がいた。だが、同月上旬にスマとハガツオが、同下旬からクロマグロも死に始めた。クロマグロが1日で7匹死んだこともあった。クロマグロは光や振動などの刺激に敏感だ。同園では年間50〜60匹程度死んでいるが、多くは何らかの刺激に驚いて猛スピードで泳ぎ出し、水槽の壁に衝突死する。そのため、大水槽の隣で進めていた別の水槽の改修工事を一時中断したが大量死は止まらなかった。水質も調べたが問題は確認されなかった。都の依頼で日大海洋生物機能化学研究室が死んだ魚を病理検査した結果、古い血液の分解などをする脾臓(ひぞう)からウイルスを検出した。だが、魚の大量死を招く「マダイイリドウイルス」などではないことを確認。どんなウイルスかは特定できていない。病理検査を実施した日大の間野伸宏専任講師(魚病学)は「ウイルスを特定し、病原性の有無を確認するには長期間かかる可能性がある」と話す。クロマグロは水槽内では繁殖しないため、幼魚を西日本の沿岸部で1歳(全長70〜80センチ)になるまで畜養し、海と水槽の水温差が小さくなる毎年6月ごろに移送する。今年の搬入について同園は「原因を特定できないと入れられない」と話す。参照記事 長期戦のようです。東京五輪までには正常化してもらいたいもんです。

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