“人の三井”と言われる所以は?

vlcsnap-2015-11-22-00h52m46s132東芝は医療機器子会社、東芝メディカルシステムズを売却するための入札手続きを2016年1月後半にも開始する。売却額は数千億円規模で医療機器関連のM&A(合併・買収)としては国内最大級の案件となりそうだ。東芝はリストラ費用による巨額赤字で傷む財務体質の改善を急ぐ。参照記事 昭和の終わり頃の昔話しをひとつ。 三井グループが、群馬県館林市にある無名の企業を買収したことがある。このとき全株式を売却した創業者は、大金を手に豪州へ移住する。この会社は、タングステン酸カドミウムの結晶が製造できた。三井グループは、買収直後に課長クラスを新社長として乗り込ませ、新しい血も注ぎ込む。敷地内にクリーンルームをこしらえ、3インチ用の拡散炉を持ち込み、フォト・ダイオードの製造ラインを立ち上げる。オイラの知人が技術総括責任者だ。タングステン酸カドミウムの結晶は、X線を照射されると淡く光る性質があり、これをフォト・ダイオードで電流変換することでX線量を測ろうという算段だ。フォト・ダイオード上にタングステン酸カドミウムの結晶を載せたモジュールを”シンチレータ”と称し、売り先を東芝1本に絞る。

Ispytanie .2014

Ispytanie .2014

その用途は医療用X線CT装置。X線CT装置は、前述の”シンチレータ”をトンボの目玉よろしく無数に配列して解像度を確保する構成のため、ボリュームは稼げた。頭にきたのは東芝の購買担当者だろう。なにしろ”グループ内調達”になるので接待もキックバックも期待できないw。オイラの知人は事業が軌道に乗った時点で退く。”人の三井、組織の三菱”と言いますが、三井グループが東芝をシュリンクさせるままで済ませるとは思えない。必ず復活するよ。

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