これでも常任理事国

岸田外務大臣は、伊勢志摩サミットの首脳宣言に盛り込まれた南シナ海問題への懸念に対し、中国が抗議したことについて「真摯に受け止めるべき」などと中国側に対して反論。大臣は「南シナ海問題は国際社会共通の懸念であり、中国を含む関係国がG7伊勢志摩首脳宣言の関連部分を真摯に受け止めることを期待している」とも。さらに「首脳宣言はG7各国の総意だ」として、中国による南シナ海での軍事的拡大について国際社会が懸念を深めていると指摘。また、中国の王毅外相が「(中国を含む)G20が時代の潮流だ」と述べたことについて、「G7は民主主義や人権など、基本的な価値観を共有する主要国の枠組みだ」と中国を牽制したうえで「存在感はますます、高まっていく」と強調した。参照記事 参照記事 47496f05-c62a-4b13-9d38-5f74e6bb859a_16x9_788x442今年3月、体当たりを試みた中国漁船をアルゼンチンの沿岸警備隊が撃沈。参照記事 先月は臨検を無視し逃走を図った中国漁船を南ア海軍が拿捕。参照記事 双方の事例は、中国の攻勢終末点をはるかに超える場所なので、騒ぎは直ぐに収まる。が、同じく先月末に起きた中国監視船とインドネシア海軍とのにらみ合いは別。参照記事 今回明らかになった事実として、違法操業で摘発された中国漁船を(大型の)中国監視船が拿捕を妨害した上で、逃がす役目も担っていた。今回はインドネシア海軍が奪還を阻止したというが、中国にやる気があれば一戦交えることも可能な距離なのに、出足は鈍い。 考えるに、オバマが訪日前にベトナムを訪ねていた経緯が影響しているのかもしれない。すでに、フィリピンには米軍機が駐留する状況だし、インドネシアは「海賊対策(笑)」のためにF-16戦闘機を南シナ海南端の島に配備。参照記事 さらに、カムラン湾に第七艦隊が寄港する事態になると、中国の描く南シナ海戦略は穏やかでなくなる。マラッカ海峡どころか、南シナ海自体が交易路としての役目を果たせなくなる。 そもそも、大人の対応で中国を名指し批判しないことは、G7首脳宣言の特徴の一つだったのに、中国は自ら名乗り出るがごとくこれに猛反発。参照記事 だからと言って、日本が全面的に前に出てしまうとマズい。 幾分、自重してもらいたいものである。 過去ブログ:2016年1月3日 かめを見るな、中に入ってるものを見よ


【追記】カナダを訪問中の王毅中国外相が1日、中国の人権状況を問題視したカナダ人記者に怒りをあらわにして反論する一幕があった。王外相は「中国の人権状況を最も分かっているのは中国人だ。根拠のない非難は拒否する」と強い口調でまくしたてた。王外相が激高したのはカナダのディオン外相との共同記者会見。カナダ人記者が、人権問題や南シナ海をめぐる懸念がある中、なぜ両国関係を強化するのか尋ねた。質問はディオン外相に向けたものだったが、王外相は記者をにらみつけ、「中国に対する偏見に満ち、傲慢だ」「中国の憲法に人権保護が書かれていることを知っているのか」などと主張した。参照記事 図星突かれると人は怒る(笑。

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