かける言葉が見つからない

昨年3月、千葉県松戸市立六実第二小3年のベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9=当時)の全裸遺体が見つかった事件で、殺人と強制わいせつ致死、わいせつ目的略取・誘拐、死体遺棄の罪に問われた元保護者会会長の渋谷恭正被告(47)の裁判員裁判の初公判が4日、千葉地裁で開かれた。法廷で渋谷被告は無罪を主張したが、検察側や証人からはおぞましい犯行の詳細が次々と明かされた。参照記事 リンさんの父のレェ・アイン・ハオさん(35)は愛娘の写真を持参し公判に臨んだそうだ。つまり、検察側の冒頭陳述を聞いてしまったことになる。むかし、私も娘を授かった。もちろん祝福されて生まれてきたのだが、中学2年で時計の針は止まる。男親は腹を痛めるわけでもないが、喪失感を克服することは至難の技、いや無理な相談だ。かける言葉が見つからない。

【追記】「もうおねがい ゆるして ゆるしてください」。東京都目黒区の船戸結愛ちゃん(5)が3月に死亡した事件で、警視庁は6日、父親の船戸雄大容疑者(33)を保護責任者遺棄致死の疑いで再逮捕し、母親の優里容疑者(25)も同容疑で逮捕した。ノートにつづられたという少女の反省文、1食しか口にできない日もあり、朝4時ごろ起きて平仮名を書く練習していたなど、笑顔の少女の写真とともに報道される内容はあまりに辛い。テレビ番組ではアナウンサーやコメンテーターが涙を流すシーンも放送され、ネット上では「子どもを生む資格がない」「人間じゃない」と容疑者となった親への怒りが溢れている。参照記事 この記事は「社会的な力を失った親が、家族の中でも最も弱い者を標的にするという家族病理が現れたように思います。父親は、香川では虐待で通報され、書類送検されています。逮捕当時、無職でした。」と綴る。さらに「この家族は何に苦しみどんな精神状態なのか、何を支援すればいいのかという視点でケアが入っていたようには見えません。結果論ですが、そうした病理性の高い家族への危機感が不足していたように思えます。」ここまでの分析がなされていても同様の事象が起きると思う。心情的には両親を死刑に処したい。理由は、社会復帰が望めないからに他ならない。この両親の今後の人生は地獄の連続となるであろう。社会的なレッテルが貼られた以上、どこに居ようと責めきを受け続け、孤立化を深めるだけ。逃れるには自死しかない。

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